どうも、kabu40です。
40才、株始めました。の投稿を見に来てくださりありがとうございます。
もともと私は「働いて稼ぐ」以外のお金の増やし方について「ギャンブル」「正攻法ではない」と盲目的に捉えていました。そんな私が考え方を改め資産運用を始めるに至る過程で知り得たことを「株式投資(きっかけ編)」として書き連ねて参ります。
これから資産運用を始めてみよう、パートナーやご家族と投資について相談してみよう、と言う方々の一助になれば幸いです。
と言うことで、本日のお題目はこちら!「リスク資産と安全資産(リスクを取らないのもリスク?)」です。
リスク資産と安全資産
やはり貯金が一番安全で確実では?
タンス貯金でも銀行預金でもリスクは存在します。ただ、お金を持っているだけでは実は目減りするリスクもあります。
リスク資産
リスク(risk)を直訳すると「危険、危険性」などとなります。リスク資産とは元本割れの危険性が高い資産のことを指しています。逆に大きな利益も期待できるため「ハイリスク・ハイリターン」の資産と言えます。株式、投資信託、外貨預金、不動産などが該当します。
安全資産
元本割れのリスクが低い金融資産のことです。預貯金、国債、元本保証型の保険商品などが該当します。これらはリスク資産と比べ相対的にリスクが低いですが全くリスクがないという訳ではありません。「ローリスク・ローリターン」の資産であり「ノーリスク」ではないと言うことです。
安全資産のリスク
例えば、預貯金については預けている金融機関が破綻した場合、定期預金や普通預金(利息がつくもの)であれば返金される金額は1000万円が上限となっています。国債であれば市場価値の変動リスク(価格変動リスク)がありますし、外国の債権の場合は円高時の為替差による為替変動リスクも伴います。元本保証型の保険商品については早期解約時は掛け金の総額を下回るように設定されているものがほとんどです。その他にもインフレによる「お金の価値が下がる」リスクもあります。こちらについてもう少し詳しく記載していきます。
インフレリスク
インフレとはインフレーションの略で物価が継続的に上昇していく状態を指します。これまで100円/1kgで売っていた小麦粉がある日120円/1kgになったり、100円/800gになったりする状態です。逆に物価が継続的に下落していく状態をデフレ(デフレーション)と呼びます。上記例で言うと100円/1kgで売っていた小麦粉が80円/1kgになったり、100円/1.2kgになったりする状態です。
つまりインフレ(物価上昇)時はお金の価値が相対的に下がり、デフレ(物価下落)時はお金の価値が相対的に上がると言うことです。要はお金の価値は普遍的なものではないと言うことです。
タンス貯金している現金は利子0%ですが銀行にお金を預けていても利子は0.001%程度です。これを上回るペースでインフレ(物価上昇)が進むと貯金しているお金の元本が減っていなくても実質的な価値は目減りしている状態になってしまいます。これがインフレリスクです。
日銀が毎年2%のインフレ率を目標にしている
インフレ時には、企業の売上が増加し従業員の給料が増え、モノを買おうとする意欲が生まれるという循環が生まれますが、物価上昇に収入増が追い付かなければ購買意欲どころか生活がただただ苦しくなります。ちなみに過去日本では第二次世界大戦後、物価が短期間で急激に上昇するハイパーインフレと呼ばれる状態になったそうですが、現代の日本では長らくデフレが続いている為、物の値段が下がり企業の売り上げが減少し、従業員の給与が上がらない、さらに雇用不安にも繋り人々の購買意欲が減少という状況が長らく続いています。結果、企業の売り上げがさらに減少すると言った悪循環に陥っています。この状態をデフレスパイラルと呼びます。
そこで日本銀行は景気対策として消費者物価の上昇率(インフレ率)を毎年2%とする緩やかなインフレを物価安定の目標として掲げており、その目標実現に向けてマイナス金利などの金融政策を行っています。ですので日本に住んでいる我々は2%を上回る運用を目標にすべきと言うことになります。改めてとなりますが気づいていないリスクは避けようがなく一番危険なものだと思います。
終わりに(気づいたこと)
・ノーリスクの安全資産は存在しないということ。
・気づいていないリスクが一番怖いということ。
・リスクを取らないこと自体がリスクになるということ。
・インフレリスクに備えるために資産運用を行っていきたい。
・そのために資産運用とは何か、そのリスクとは何かを学びたい。