第4回 複利の効果(人類最大の発明?)

株式投資(きっかけ編)

どうも、kabu40です。

40才、株始めました。の投稿を見に来てくださりありがとうございます。

もともと私は「働いて稼ぐ」以外のお金の増やし方について「ギャンブル」「正攻法ではない」と盲目的に捉えていました。そんな私が考え方を改め資産運用を始めるに至る過程で知り得たことを「株式投資(きっかけ編)」として書き連ねて参ります。

これから資産運用を始めてみよう、パートナーやご家族と投資について相談してみよう、と言う方々の一助になれば幸いです。

と言うことで、本日のお題目はこちら!「複利の効果(人類最大の発明?)」です。

複利の効果

kabu40
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毎年数%の配当金を得るだけではなかなか資産を増やすのは難しいですね。やはりデイトレードで売買益を積み重ねるほうが資産を増やしやすいのでしょうか。

kabu50
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デイトレードは損失のリスクも伴いますのでやはり初心者が安定的に利益を出すのは難しいでしょう。ただ、年利については時間を掛けることにより資産を倍増させる複利という武器が存在ます。


単利と複利の違い

単利とは、運用で得た配当や利息を元本に組み入れず、元本に対してのみ利息が付くことです。一方複利とは、運用で得た配当や利息も元本に組み入れて利息が付くことです。つまり、単利と複利の違いは配当や利息も金利の対象に含めるか含めないかということです。計算式にすると以下の通りです。

単利 = 元本 × 金利
複利(元本 + 利子) × 金利

例えば、元本100万円を年利10%で運用した場合、資産は次の様に増えていきます。

これを20年続けると、単利の場合資産は300万円になり、複利の場合資産は672万7500円になります。つまり複利の場合、投資期間が長くなればなるほど資産の増えるスピードが急激に増していきます。まさに雪だるま式と言えます。この様に利息が利息を生んで資産が増えていく効果のことを「複利効果」と言います。

複利と投資の相性

単利か複利か選ぶことができるなら、複利を選んだ方が良いと言うことはわかりました。上記グラフを見るとお気づきかもしれませんが、複利効果を最大限に発揮させるには3つのポイントがあります。

1.長い期間運用する
5年程度であれば単利で得られる結果とあまり変わりません。10年、15年、20年で比較すると差が大きくなるのがわかると思います。(雪玉を長く転がす)

2.高利回りの商品を選ぶ
複利の場合、金利1%の差で期待する増加額に大きな差が生まれます。例えば複利で100万円を年利10%で20年運用すると672万7500円になりますが、100万円を年利9%で20年運用した場合560万4411円となり約112万円の差が出ます。ちなみに単利10%で運用した場合は300万円、9%で運用した場合は280万円となり、差は20万円です。(雪玉に雪が付着しやすいパウダースノーの上で転がす)

3.元本を多くする
金利を掛け算するので元本が多ければ多いほど、得られる資産も多くなります。いきなり無理をして高額な投資を行うことはリスクを伴いますので、途中で少しずつ無理のない範囲での増額でも複利の効果を得ることはできます。(大きな雪玉で転がし始める)

ということで複利は長期投資と抜群の相性を持った運用方法だと言えます。

「100の法則」と「72の法則」

単利、複利ともに元本を2倍にするために必要な年数を簡単に計算する方法があります。

・【単利】100の法則
計算式:100÷金利=運用資産が2倍になるまでの年数
例:100万円を年利4%の単利で運用した場合、「100÷4=25」ということで25年かかります。

・【複利】72の法則
計算式:72÷金利=運用資産が2倍になるまでの年数
例:100万円を年利4%の複利で運用した場合、「72÷4=18」ということで18年かかります。

応用すると、複利で10年後までに運用資産を2倍にしたいと考えた場合は「72÷10=7.2」ということで金利は7.2%必要と計算することも可能です。投資商品を選ぶ時の参考になります。

ちなみに銀行の定期預金の利率0.002%で計算した場合は「72÷0.002=36000」ということで2倍にするには36000年かかる計算になります。

終わりに(気づいたこと)

・お金を効率よく増やす方法がある。
・複利を武器に、金利を味方につけて戦うことでひょっとするとひょっとするかも。
・もう少し早くこの事を知っていたらと少し後悔した。とは言え、60歳になるまでまだ20年もあるし、今日が残りの人生で最初の1日だと考えると今からでも遅くはない。
・子供達には自分よりも多くの時間がある。子供たちのために今からできることを考えよう。
逆に複利を敵に回すと非常に危険。TVドラマなどで見る消費者金融でお金を借りた時の恐ろしさの仕組みはこれか、と理解した。


■人類最大の発明
表題に記載している言葉です。相対性理論を発表し、20世紀最大の物理学者・現代物理学の父と呼ばれているアルバート・アインシュタインが「複利は人類による最大の発明だ。知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う」という言葉を残しています。アインシュタインも複利が生み出す爆発的なエネルギーに着目していたと言うことです。


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