どうも、kabu40です。
40才、株始めました。の投稿を見に来てくださりありがとうございます。
もともと私は「働いて稼ぐ」以外のお金の増やし方について「ギャンブル」「正攻法ではない」と盲目的に捉えていました。そんな私が考え方を改め資産運用を始めるに至る過程で知り得たことを「株式投資(きっかけ編)」として書き連ねて参ります。
これから資産運用を始めてみよう、パートナーやご家族と投資について相談してみよう、と言う方々の一助になれば幸いです。
と言うことで、本日のお題目はこちら!「生活防衛資金と資産形成資金(お金に役割を持たせる?)」です。
お金に3つの役割(〇〇資金)を持たせる
貯金は少しずつ増えてきているのですが安心感、達成感が得られません。
ゴールを決めていないことが原因です。お金に「これは〇〇のための資金」と言うように明確な役割を割り振ることが大切です。
お金に3つの役割を持たせる
将来に向けてお金を準備するには「資産形成」を行っていくことになりますが、「収入ー支出」として残ったお金を何となく「貯蓄」していると言う方も多いのではないでしょうか。これでは目標額に到達できなかったり、不測の事態への備えが十分かどうかわかりません。さらには目標額さえも、ぼやけてはっきりしていないかもしれません。
「第3回 ライフプラン(お金は道具、投資は手段、目的は?)」でお金は道具であり、目的や用途があることを学習しました。加えてお金に対して「役割(〇〇資金)」を明確に持たせることで目標に対して具体的な計画を立てることができたり、トラブル耐性のある家計にすることができます。
まずは「生活資金」、「生活防衛資金」、「資産形成資金」という3つの役割を軸に考えていくのがおススメです。
・生活資金(守りのお金)
・生活防衛資金(守りのお金)
・資産形成資金(攻めのお金)
生活防衛資金
〇リスクに備えるお金
生活防衛資金とは、万が一に備えて貯めておく資金のことです。日頃から健康に気を付けていても突然病気をすることもあればケガをすることもあります。また事故や災害など不測の事態に巻き込まれる場合があるかもしれません。こういった急な出費の発生や、収入の減少に対して当面の生活費として使えるお金を蓄えておこう、と言うリスクに備えることを目的としたお金です。
〇通常の貯金とは別に管理
そもそも通常の貯金は結婚、出産、教育費、住宅購入、老後資金、旅行、娯楽などのライフイベントを目的として貯めておくお金です。緊急時に対応するための備えである生活防衛資金とは目的が異なりますので用途の決まっているそれらとは別に備えておく必要があります。
〇貯め方
毎月コツコツと貯めていくのが一番だと思いますが、ボーナスの一部を一括貯金するのも良いと思います。毎月コツコツが難しい方は生活費から固定費の見直しを行うことをおススメします。例えば、スマホを格安SIMに変える、電力会社のプランを見直す、保険を見直す、家賃を下げるために引っ越す、車を手放すなどかと思います。
〇目安金額
生活防衛資金は世帯構成によって異なりますが大体毎月の生活費3か月分~1年分程だと言われています。あくまで当面の生活費であり3か月~1年程で元の収入状態に戻すことができる程度のリスクに備えると言う物です。人によってリスク許容度は様々ですのでご自身、ご家庭の価値観に合わせて考えることが大切です。
上の表は例として掲載しています。毎月の生活費は各世帯により異なりますのでご自身(ご家庭)の毎月の支出に当てはめてご確認ください。
資産形成資金
〇ライフイベントに備えるお金
結婚、出産、教育、住宅購入、老後、旅行、娯楽など具体的なライフイベントを目的にしているお金です。
〇貯めると増やすを考える
例えば、来年友達と旅行に行く、2年後に結婚するなど比較的期間が短く、いつ発生するか明確になっているイベントの場合は貯金をする方が良いです。また老後資金などある程度長い期間があるものについては投資(資産運用)を行いお金を増やしていくことを考えるのがよいです。これは投資には元本割れのリスクがあるためです。
短期間で大きくお金を増やそうとするとそれだけ大きな損失が出るリスクも高まります。その為、元本割れのリスクがない貯金の方が相性が良いです。
逆にそのお金が必要となるタイミングまで長い期間がある場合は、お金を増やしていく投資(資産運用)を考えた方が良いです。理由は、増税やインフレなどにより将来相対的にお金の価値が下がる(同じ金額で物が買えなくなる、買えるものが目減りする)リスクがあるのと、一時的に損失が出てしまってもそれを取り戻す為の時間が残されている為です。
〇増やし方
「第4回 複利の効果(人類最大の発明?)」でも記載しましたが長期投資と相性の良い複利の投資商品を選択することがおススメです。ここでは具体的な銘柄の紹介などは避けますが初心者の方には「投資信託(インデックスファンド)」がおススメされていること多いです。
こちらは株式投資の一つですが個別の銘柄に投資を行うのではなく「投資のプロが選んだ株式の詰め合わせ」の様なものに投資を行う方法です。信託報酬という運用・管理費用が年率0.1~3%程度掛かることがデメリットです。それでも(私もそうでしたが)株式投資を始めたいがどの銘柄を買えばよいのかわからない、と言った方は投資信託から初めることで大きな失敗を避けつつ株式投資の感覚を身に着けていくのが良いと思います。
終わりに(気づいたこと)
・お金には目的、用途、役割の3点セットが大事。
・収入ー生活費=貯金ではなく、収入ー貯金=生活費にすること。
・守るお金を明確にすることで攻めるお金(運用)を考えることができる。
・運用は余剰資金で行うこと。生活費や貯金を回さないこと。
・貯金にはお金を増やす力はない。
・時間が投資の味方になる。