第2回 FIREとサイドFIRE(FIREは実現できるのか?)

株式投資(きっかけ編)

どうも、kabu40です。

40才、株始めました。の投稿を見に来てくださりありがとうございます。

もともと私は「働いて稼ぐ」以外のお金の増やし方について「ギャンブル」「正攻法ではない」と盲目的に捉えていました。そんな私が考え方を改め資産運用を始めるに至る過程で知り得たことを「株式投資(きっかけ編)」として書き連ねて参ります。

これから資産運用を始めてみよう、パートナーやご家族と投資について相談してみよう、と言う方々の一助になれば幸いです。

と言うことで、本日のお題目はこちら!「 FIREとサイドFIRE」です。

FIRE | サイドFIRE

kabu40
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わたしにもFIREは実現できるのでしょうか?

kabu50
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可能です。それには人生やお金に対する考え方と行動の変化が必要です。


FIRE

FIREとは、「Financial Independence, Retire Early」の略で、経済的自由と早期退職を意味する言葉です。もともとはアメリカ発祥の考え方ですが、最近は日本でもTVやネット、書店などで多く見かけるようになり「犬も歩けば・・・」状態かと思います。

経済的自由とは、収入源を会社からの給与収入に頼らず投資の運用益などで生活できる状態のことを指します。経済的自由を達成することで、定年よりも前に退職をしようというのがFIREの考え方です。通常、アーリーリタイアは40~50代でのリタイアをイメージしますが、欧米ではそれよりさらに若い世代の間でFIREを達成して20代、30代から自由な生活をしようという動きが広がっています。

  • アーリーリタイア:大量のお金を貯めて退職し、その後の人生はお金を運用せず消費しながら生きる。
  • FIRE:毎年の生活費を賄える程度の資金を確保。その上で、資産から配当所得・不動産所得などを得て、その収益で生活をする。
必要資産は「年間支出の25倍」

年間支出が360万円の場合、9000万円の資産が必要です。これは4%ルールに基づいた計算です。4%ルールとは年利4%の運用益で生活費を賄うという考え方で、それを実現するためには年間支出の25倍の投資元本があれば可能となります。例えば、9000万円を運用し年利4%を達成すると運用益は360万円となります。この360万円を年間支出に充てたとしても元本9000万円は残るためこれを繰り返すことができればFIRE達成となります。

年間支出額を予め決めておく

毎月、毎年の生活費、支出は人それぞれ異なります。まずはご自身の生活スタイルを振り返り予め目標や目安として支出額を決めておくのが良いでしょう。その際、無駄な支出を抑えていくことでFIREが達成しやすくなるのと家計の見直しにも繋がります。

月間支出     年間支出     必要な資産額   
10万円120万円3000万円
15万円180万円4500万円
20万円240万円6000万円
25万円300万円7500万円
30万円360万円9000万円

サイドFIRE

サイドFIREとは、仕事を辞めた後の生活費を全て運用益で賄うのではなく、副業などで一定の事業収入を確保しながら生活するFIREです。例えば、月間支出25万円の人がFIREを達成するために必要な資産額は7500万円ですが、収入として10万円を稼ぐことで必要な資産額は4500万円となります。

ネットやSNSで見る限りとなりますが完全なFIREを達成している人は投資や事業で莫大な資産を気づいた人や極端に限界まで生活費を切り詰めて生活している人が多いように感じます。また、結婚、子育て、住宅購入などライフイベント経るごとに支出は増えていくことになりますし支出額が全て想定通りに進むことも保証されません。

と言うことで、いきなりFIREを目指すのは難しいので、まずはサイドFIREを目指すことがオススメです。会社員としての固定収入を確保しつつ、資産運用で運用益やノウハウを貯めたり、副業による収入を増やしていくことで、サイドFIREに備えた新たなチャレンジをしていく事が現実的な路線だと言えます。

まとめ(FIRE達成のステップ)

1.支出の把握と見直しを行う
2.目標資産額を決める
3.目標資産額に向けて資産形成する

4.対策を打つ

1.支出の把握と見直し

経験上、支出の把握については無理なく長続きする方法が良いと思います。私の場合、色々試してみた結果、エクセルでのざっくり管理しか行っていません。具体的には予め毎月の固定費と変動費を算出しておき、我が家の毎月の支出は〇〇万円、と言った程度の把握です。固定費は1円単位で入力していますが変動費は過去実績を1000円単位で繰り上げておき少し余る程度にしています。その後、不定期(年に1回くらい)で見直しを行っています。

また、それとは別に毎月末に総資産額(預貯金額、電子マネー額、投資評価額、退職金、自宅)の把握をこちらもエクセルで行っており、前月比を把握しています。この時、支出についても想定通りか、身に覚えのない大きな金額のズレがないか、と言った程度を気にして見ています。

家計簿アプリなどで日々1円単位の記録をつけたりしたこともありますが定着せず今のスタイルに落ち着いています。ちなみに我が家の支出比率は以下の通りです。

■我が家の支出比率
・投資    24.9%
・教育費   14.5%
・食費     9.6%
・住居費    9.5%
・保険料    9.2%
・小遣い    8.0%
・通勤費    7.1%
・車関連    6.0%
・水光熱費   4.5%
・通信費    3.5%
・日用雑貨費  3.2%
※家族4人(夫:会社員+妻:パート+小学生2人)
※住宅ローンなど負債はありません

2.目標資産額を決める

支出の見直し、最適化を行った結果を踏まえて目標資産額を決めてください。例えば月間30万円であれば目標資産額は9000万円です。

月間支出     年間支出     必要な資産額   
10万円120万円3000万円
15万円180万円4500万円
20万円240万円6000万円
25万円300万円7500万円
30万円360万円9000万円
3.目標資産額に向けて資産形成する

いつまでにFIREまたはサイドFIREを達成したいのか、と言うことを踏まえて資産運用対象を検討ください。代表的なものとしては預貯金、債券、投資信託、株式、不動産などがあります。

預貯金については、メガバンクの定期預金の利率が0.002%程度と絶望的な金利となっていますのでお金を増やす力としてはあてにできません。そこで何かしらの投資を選択することになりますが投資初心者の私の場合、まずは老後資金用に積み立てNISAとiDecoを活用した①インデックスファンド(投資信託)、次に老後までのサイドFIREに向けて②日本の個別銘柄への投資(単元未満株)と③本ブログ運営を始めました。

4.対策を打つ

私自身もそうですが大抵の方にとっていきなり9000万円と言うのは現実味のない反り立った壁の様なものです。と言うことで小さなことから積み上げていき少しずつ目標達成に近づけていく事になります。できることは意外とシンプルで、大きくは以下の4つだと思います。

1.支出を減らす
2.収入、収入源を増やす
3.資産運用の年利を上げる
4.ゴールを先に延ばす

終わりに(この言葉に出会って気づいたこと)

・経済的自由=精神的負荷の軽減
経済的な自由度を上げるということは自分の人生の選択肢と気持ちのゆとりを生むことになります。転職するもよし、起業するもよし、趣味に没頭するもよし、会社が好きな人は会社を辞める必要もなく、縛られるものがなくなるので心が軽くなります。

・自分の人生を生きること(人任せはダメ)
会社以外からの収入源を増やすことは、企業が行っている取引先企業の分散(リスクヘッジ)と同じです。この事から良い経営者の考え方や方針には、自分の人生をより良い方向に進める為の多くのヒントがあると感じています。また、会社が船、経営者を船長とするならば社員はクルーです。船長はクルーの助けを借り自分の目的地を目指します。自分の人生を船とするならば船長は自分です。自分は船をどこに導きたいのか、その為には何をすべきかを考え、行動していくことが自分の人生を生きることだと感じました。

・タイミングについて
私がまだ30代前半の頃、初めてアーリーリタイアと言う言葉を知りました。試しに50才で引退することを想定して計算した結果、その時は夢物語だと感じました。ただしその考え方は私にとってとても響くものがあり100%無理でもそれに少しでも近づけようと自分なりに一所懸命働き稼いで貯めることに全力を注ぎました。その土台があり安定した生活を送れる程度にはなりましたがそれ以上の発展はなく、行き詰まり状態でした。その延長線上で次の10年を生きて50才を迎えても結果は見えている、と言うタイミングでしたのでFIREや資産運用、不労所得という言葉がより魅力的に感じました。

・体は資本
運用益で年間360万円を得るためには9000万円を4%で運用する必要があります。言い換えると労働所得で年間360万円を得ている人が1年間健康な体で働けていることは9000万円の価値があるとも言えること、年収1000万円の人であれば2億5000万円の価値があるとも言えると考えると、改めて健康への感謝と維持していくことの大切さを感じました。


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