第10回 株価の決まり方(売買方式 その2・ザラバ方式)

株式投資(基礎編)

どうも、kabu40です。

40才、株始めました。の投稿を見に来てくださりありがとうございます。

本日のお題目はこちら!「株価の決まり方(売買方式 その2・ザラバ方式)」です。

売買方式(ザラバ方式)

kabu40
kabu40

売買取引開始前の売買方式は板寄せ方式で行っていますが、開始後についてはどの様な方式で売買を行っているのでしょうか。

kabu50
kabu50

売買取引開始後に行われる「ザラバ方式」について学習していきましょう。


ザラバ方式

ザラバ方式とは、すでに発注されている売り注文(または買い注文)の値段と、新たに発注された買い注文(または売り注文)の値段が合致したときに都度売買を成立させる方式です。売買立会時間中、継続して個別に行われる売買契約の締結方法です。始値が決まった後から終値を決める前までの間は「ザラにある(よくある)普通の場」である事から「ザラバ」と呼ぶためザラバ方式と言います。

ザラバ方式の売買では、価格優先原則と時間優先原則に基づき、連続的に売買が成立していきます。板寄せ方式の売買については「時間優先の原則」は適用されません。

目次

STEP1.注文待ちの状態
STEP2.指値の買注文の約定(価格優先の原則、時間優先の原則)
STEP3.成行の買注文の約定(価格優先の原則、時間優先の原則)

STEP1.注文待ちの状態

以下3つの条件より売呼値と買呼値で対当ができるものがなく注文待ちの状態です。

【状態1】
成行の売り注文と買い注文すべてが約定している

【状態2】
約定値段(下図1,000円)より高い買い注文(下図1,001円以上)と、約定値段より低い売り注文(下図999円以下)がすべて約定している

【状態3】
約定値段(下図1,000円)において、売り注文または買い注文のいずれか一方すべてについて約定している

※A~Pは取引に参加している証券会社を示しています。
※△は参加社、注文数を省略を示しています。(今回の説明に不要なため)
※売呼値、買呼値ともに中心(値段欄)に近いほど先に注文を行ったものとしています。
STEP2.指値の買注文の約定(価格優先の原則、時間優先の原則)

指値で1,000円の買呼値2(H)が入りました。価格優先の原則、時間優先の原則によりDの売呼値3の内、2のみが約定し、Dの残り売呼値は1となります。

STEP3.成行の買注文の約定(価格優先の原則、時間優先の原則)


成行で買呼値8(I)が入りました。価格優先の原則、時間優先の原則によりDの売呼値1、Cの売呼値3、Bの売呼値4の順に約定しました。この時最安値の売呼値として1,001円にA:2のみが残ります。

上記をもって再び次の注文待ちの状態となります。


タイトルとURLをコピーしました